ガヂヲ通信

思考日記のようなものです。

ガヂヲ通信 料理日記 塩鍋編

世界で1番美味しい人参の食べ方は高円寺にある「アイノワール」というお店で出されているキャロットラペだと思っている。
加熱して、フードプロセッサーでシャーベット状にして、オイルと塩を加えただけらしい。
シェフは過去に金持ちの人たちが話していた「いい食材をちょっと焼いて、塩を加えただけとかが1番おいしい」という話を聞いて、確かにそうだと思い、それをライバルに料理をしていると話していた。
 
その影響で、自炊もシンプルになった。
節約という目的の影響もでかい。
 
農家さんのお手伝いした時に、その場で食べたミニトマトは世界で1番美味しいトマトだった。
 
鶏の産みたて卵、生のままで味付けせずに食べたのもめちゃくちゃうまかった。たぶん、卵の1番美味しい食べ方なんだと思う。
 
魚は新鮮なうちは寿司や刺身で食べて、時間が経ったらフライにしたり、煮込んだり調理するのがいい。
 
重要なのは鮮度。
 
 
もう一つ、シンプル料理で美味しいお店が高円寺の「ぽれやぁれ」というところ。
ここも本当に美味しい。
メインの野菜1種類に対して、あとは調味料で作られたおかずが10個ぐらいある定食でできている。
ただ、このお店の味噌汁だけは複雑な食材で構成されている。
 
自分が世界で1番うまいと思っているカレーが調布にある「かれんど」というお店だ。
基本的に肉と玉ねぎとスパイスだけで作られている。
スパイスは複雑だけど他はシンプル。
自分もなんとかバー(っていう日替わり店長バーの店長)の時に出してたカレーはここを目指してた。
 
汁物とかカレーとか水分高い系の料理は複雑にすればするほど美味しいのかもしれないという仮説が自分の中にある。
 
 
最近、寒くなって来たっていうのもあり、鍋ブームなんだけど、実験してみた。
お湯、大根、紫大根、ナス、ほうれん草、玉ねぎ、キャベツ、鶏肉、塩だけを長時間煮る。
酒、みりん、砂糖、醤油、味噌どころか、ダシすら入れてない。
 
食材の鮮度は微妙なところではあったけれど、めちゃくちゃ美味かった。大発見だった。
今後はどの組み合わせがいいのかを研究していきたい。
 
某有名グルメ番組に携わった事があるけれど、一流のシェフは謎に食材として鹿のアキレス腱とか、マンボウの唇とか使うけど、頭ん中どうなってんだ???
 
料理好きの俺の友達とか、どんな事を考えながら試行錯誤して、料理をしているんだろう。